top of page
ロゴ+++_edited.png
  • Instagram

生駒組新社屋

「川のまち」とともにある橋梁的建築


旭川市は石狩川、忠別川、美瑛川など、大小合わせて130を超える川が市街地を流れる「川のまち」です。川がある暮らしが旭川の文化を形成し、旭橋をはじめとする橋梁は旭川の象徴となっています。その橋梁や地域インフラを支えてきたのが土木建設事業を営む生駒組です。創業100周年を迎えた企業が、旭川の暮らし・文化を未来に受け継ぐための架け橋であり続けて欲しいという想いを込めて、土木的スケールに呼応する橋梁的建築を計画しました。


本通りと仲通りをつなぐ橋梁


碁盤の目状に区画された旭川中心市街地。計画地は国道12号である本通りと仲通りに接しています。通りをつなぐ橋梁的建築には、それぞれの通りに面するピロティと出入口、階段を設置。2階に至ると、橋の上と位置付けたワンルームの執務空間が現れ、建物を通り抜けることができます。橋の下には、全社員が集える多目的ホールを配しました。

橋の上を自由に行き来できるフリーアドレスオフィス

長さ46.8m間口10.0mのワンルームに、役員室や打合室等の個室を5つの箱に分けてランダムに配置。複数の小さな居場所が現れ、全体が緩やかに連続します。見通しが良く伸びやかな空間は、フリーアドレスを採用するオフィスに活発なコミュニケーションを促します。さらに、仕事の状況に応じて、自分の居場所を見出せる様に、小さな居場所の広さ・明暗・仕上げに変化を持たせました。橋の上を自由に行き来できるフリーアドレスオフィスです。

竣工:2025年8月

計画地:北海道旭川市

用途:事務所

敷地面積:2,212.10m2

建築面積:477.36m2

延床面積:858.29m2

構造:鉄骨造

設計監理:渡辺拓哉建築設計事務所

施工:荒井建設株式会社

撮影:今田耕太郎

© 2025 watanabe takuya architects

bottom of page